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子育てスイッチ★

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森の幼稚園ピッコロ

〜鬼が怖い〜

節分の朝
娘)『今日、鬼くるよね』と言う言葉から鬼話が始まりました、
気が付くと、、、、
私が歯を磨いていても、何か玄関まで取りに行っても、、、
背後に気配を感じる
振り向くと!そこには『娘』がいる
娘の顔はもの凄く暗い
言葉も少ない
私)『?????』(えっ!!???まさか?鬼怖い???ウソ〜〜〜〜笑)
その時
ガタゴトッ!!ガタゴトッ!!(物音がする)
娘は思いっきりビッツクリする(声も出ない、、更に泣きそう、、笑)
もの凄いナーバスなのです
娘)『かかちん、ピッコロにも来るよね、、、』
私)『来るかもしれないし、来ないかもね、分からないけど、、、ピッコロに行く途中に鬼来るかの知れないし、、、(娘はエッ!!????そうなの??と言わんばかりにどんどん固まる)
ピッコロ休む?だって怖いでしょ?』
と、わ・ざ・と聞いてみた(内心休むと言うのでは?と思っていた、その場合は又どんな展開にしようかな??と考えながら、、、)
娘)『行く!!だって、マッピーの豆強いもん!ピッコロのお友達と戦うもん!』
と強い意志
(なになに???弱ってるわりにはカッコイイ!じゃない!笑)

家を出て扉を閉めたとたんに!
娘)『早く!シンタ(弟)を抱っこして!!』
抱っこすると、空いている私の手を強く強く握る娘
2才の弟は、抱っこして星人★なのに、今日は歩く気満々!なのに何故か???姉の命令で抱っこされる、でも、やぶさかではない気持ちらしい弟、、、
車に乗る時もソソクさと奥に乗り込み
娘)『早く閉めて!!!』と命令される私、、、、
ピッコロへ向かう道中は真剣な顔付きでひたすら無言、、、無言、、、
私)『鬼は何処からくるか分からないよね』と鬼の話をしようとすると
娘)『鬼の話しは辞めて!!!』と厳しく注意される
(では違う話!と思って)
私)『運動会楽しかったね〜〜〜』
娘)『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
返事がない、、、私の話は消えて無くなり、、、

アっ!!ピッコロが見えて来た!!
皆遊んでいる!!いつも通り!!!
バックミラー越しに見える娘の顔が少し緩んだ

そんなこんなの張りつめた節分登園でした。

そして、、、
本日のピッコロでは途中から鬼が怖すぎて泣いて
先生の手を離さなかった娘
ずっと先生と一緒
『オレが鬼にマッピーを怖がらせるな!って言って来てやる!』と言う
カッコイイ!男子
『00ちゃんも怖いって言ってるから00ちゃんの分も言ってきて、、』と
大好きな00ちゃんの事も思えた娘
大好きな00ちゃんも
『鬼来ない事にしよう!』と男子と申し合わせをしてくれたり
それでも自分が『鬼』になる!と心の中で決めてる男子は
『でも鬼くるよ〜』と言って又、娘が怖がる、泣く(大笑!!)
そんな状況だったらしい
(優しくて、やる気満々の男子達カッコいいのだ★)

一日の最後の絵本の時間もずっと先生に手を離さない娘
そして、そして、、、
絵本の途中に
『ドンドン♪ドンドン♪』と太鼓の音が鳴り
鬼が来た!!!と思ったら
今まで離さなかった先生の手を『パッ!!!』と離し
誰よりも早く豆をまきに行ったらしい(笑)

そして帰る時
娘)『あ!!ピッコロハウスに手袋わすれた!!!』と取りに帰る
いつも、いつも、いつも、何か必ず忘れて帰る娘
(へ〜〜自分から気が付くんや、、)なんて思いながら車に乗る
娘)『あ〜忘れんぼ鬼は退治したから、今日は忘れ物無いはぁ、シンタ(弟)の食べ散らかし鬼も退治しといたし』
と呟く、、、
そうか!!娘は自分の中の『忘れんぼ鬼』を退治したんだ、、
弟の『食べ散らかし鬼』も一緒に
(ピッコロで何日か前から自分の中の鬼はなんですか?ってそう言えばやっていたなぁ)
繋がってる!繋がってる!節分本番に繋がっている!
凄い!ピッコロ保育〜〜〜〜!!!

家に着くと節分パーティ〜の為バーバが来ていたが
バーバが何を聞いても『・・・・・』
家に付いてホッとしたのか、ボ〜〜〜ッとして放心状態の娘
汚れたズボンを脱いで
娘)『もう、、、寝る』
と言って寝てしまった(笑)

2時間程寝て復活!した娘はペラペラ〜と話し出した

そして、夜眠る前にベットで、、
私)『今日はマッピー凄かったね!よく頑張って弟の分まで鬼退治したね!怖い時、手を握っていてくれた先生の事、励まして、力をくれた仲間の事、仲間を思いやれた自分の事、怖くて涙が出た事、これは凄い!凄い!事なんだよ!これから、ず〜〜〜〜〜〜〜と忘れたてはいけない事、大切でスッゴイ!事だから』
と、話していると
最初は『うん、うん』と聞いていた娘が途中から
私の一言、一言に『はい』『はい』と言っていた、
まるで、急に先生と生徒みたいになってしまって、、
だけど、娘なりに、大切な事として真剣に受け止めてくれている感じがした

普段の娘はワリト、、、クール
涙も隠れて拭うタイプ
先生に対してもベタベタしない
恥ずかしがりやなタイプ

そんな娘が、『家』と言うプライベート空間じゃなく
『ピッコロ』と言う集団の中で
鬼が怖いと本気で『涙』出来た事
通い始めてまだ3ヶ月程だけど、娘を思いやってくれる優しい仲間がいた事
素直に『手を繋いで欲しいと』久美子先生に言えた事
自分の気持ち通りに出来た事
自分の思いにバリヤを貼らなかった事

親として本当に嬉しかった。
ピッコロに通い始めて3ヶ月
少しずつ、少しずつ変化している娘
生きていて楽しそうなのだ。
by tonerikonoki | 2010-02-03 04:29 | 森のようちえん
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